「通販型は事故対応に問題がある」という話はほとんどデマ

yahoo知恵袋や教えてgoo などの質問掲示板で自動車保険について調べていると、代理店の方々の「通販型は安かろう悪かろうの保険」「いざという時のことを考えたら通販はやめたほうが良い」などという中傷めいた投稿をよく見かけます。

中には「通販型は事故を起こさない人が入る保険」などと訳のわからない回答が載せられているときもあります。

自動車保険の代理店の関係者の方々に言わせれば、通販型の自動車保険の事故対応など代理店型に敵うわけがないということのようです。

しかし本当にそうなのでしょうか。何を根拠にそのようなことが言えるのでしょうか。

実はよく調べれば、このような代理店関係者の方々の言い分はほとんどデマのようなものだとわかります。

■事故対応の基本は通販型も代理店型も全く同じ

まず自動車保険の事故対応のための態勢はどうなっているかというと、各社ともすべて保険会社のスタッフが直接行うことになっています。

事故受付、初期対応、事故処理など一連の事故対応は保険会社本社の仕事であり、代理店などに行わせている所など1社もありません。

そもそも自動車保険の代理店というのは勧誘のための店舗であり、法令により事故対応にタッチすることは禁じられているのです。

つまり、事故対応のやり方は通販型であろうが代理店型であろうが全く違いはないということです。

「事故現場に代理店が駆けつける」というのも事実ではない

また、「いざという時は現場に駆けつける代理店型の方が安心」というコメントを目にするときもあります。

これも全く事実とは違う問題コメントで、どこの代理店に尋ねても「ウチは24時間どこへでも事故現場に急行します」などという代理店は皆無だと思います。

ネットだけでも何人もの代理店経験者が「現場に駆けつけることは無い」と明言しているのですから。

上で述べたように代理店が事故対応にタッチするのは法律違反になるのですから、そもそも代理店が現場に行っても事故対応にとって何の意味も持たないのです。

つまり、代理店があるか無いかは事故対応の良し悪しとは全く関係のないことだということです。

■保険金が出るのはむしろ通販型の方が早い

また業界のことについて詳しい人の話ではこんなこともあります。

車同士の事故の場合、双方の任意保険の保険会社が交渉して示談が成立しお互いの保険会社の保険金が決まるわけですが、保険金が決定するまでのスピードの速さは次の順番になるそうです。

①通販型の保険会社  対 通販型の保険会社

②通販型の保険会社  対 代理店型の保険会社

③代理店型の保険会社 対 代理店型の保険会社

これはどういうことかというと、旧来からの代理店型損保の社員には「少しでも自社の保険金を減らして会社での自分の成績を上げたい」という気風が残っているというのです。

特に代理店型同士の交渉になると、双方が自分の成績をかけて頑張ることとなり、顧客本位など二の次になって保険金の決定が遅くなってしまうというわけです。

この点、新タイプの通販型の場合はこのような必要以上の綱引きが行われることは無く、①のように通販型の保険会社同士だとスピーディーに保険金が支払われることになるわけです。

確かにネットで見かける示談交渉が長引いて困ったという事例は皆代理店型損保がからんでいるものであり、通販型損保が関与している例は見たことがありません。

顧客のことよりも自分の出世が大事な代理店型損保社員から見ると、通販型損保のスピーディーな事故対応はあっさりしていて「事務的」に見えるそうですが、そう見えること自体が代理店型損保の社員のアブノーマルさを物語っています。

要するに、通販型の事故対応というのは代理店型損保から見ると「あっさりして事務的」に見えるほど円滑、かつスピーディーに行われているということです。

このような状態を、「ニューフェイスの通販型各社は、シェアを獲得してゆくには最初が肝心と事故対応でも頑張っているのではないか」と評する専門家の方もいます。

■安い通販型でも安心して選べる

いかがでしょうか。代理店があるかないか、また保険料が高いか安いかは、事故対応の良し悪しとは全く関係のないことだということがお分かりいただけたと思います。

その証拠にネットで公表されている各種の自動車保険顧客満足度調査ランキングでも、通販型は決して代理店型に負けていません。

自分で調べてみればわかりますが、むしろ通販型の方が上位を占めることが多くなっているほどです。

同じ通販型でも特色が様々ですから自分で選ぶ必要がありますが、「通販型」というだけで事故対応が劣るということは決してありませんので、安心して選んでください。