質問掲示板における代理店の回答は真に受けるな!

前のページで代理店の方の「通販型は補償の組み立て事故時の交渉などもみな自己責任になる」というコメントのうち「補償の組み立て」について掘り下げてみました。

このページでは「事故時の交渉などもみな自己責任になる」という部分について掘り下げて見ましょう。

■代理店が示談交渉を行えば違法行為となる

「(通販型は)事故時の交渉などもみな自己責任になる」という言い方にはミスリードというか明らかな欺瞞が二つ含まれています。

その一つは、通販型であろうが代理店型であろうが事故後の示談交渉は双方の保険会社同士が行うにもかかわらず、「(通販型は)自己責任」と言ってあたかも通販型の場合は保険会社による交渉が行われないような印象を与えようとしていることです。

これは意図的に行っているのであれば結構悪質な通販型に対する中傷だと思います。

繰り返しますが、事故対応は事故の受付をした保険会社のスタッフが行うのは代理店型でも通販型でも全く同じで、通販型だからといって事故対応を行わない保険会社なんて存在しません。

例外的に、自分側の過失が全くない無過失事故(もらい事故)の場合は確かに交渉ごとは自己責任となり、その時のために弁護士特約をつけたりするのですが、この点も両者全く同じことで、通販型だけのことではありません。

「自己責任になる」という言い方には脅迫めいたものも感じますね。

■代理店が示談交渉を行えば違法行為となる

二つ目の欺瞞は、やはり「(通販型は)自己責任」という言い方によって、あたかも代理店型の場合は事故後の交渉を代理店が行ってくれるという印象を与えようとしていることです。

この回答を行った代理店の方は契約者に代わって本当に示談交渉などを行っているのでしょうか。

もし常態的に示談交渉を行っているとしたらに違法行為だということで告訴、逮捕されてしまうでしょう。

弁護士資格のない人が示談交渉を行うと弁護士法72条に抵触する「非弁行為」となり、反復継続していると判断されれば日弁連から刑事告訴されることになります。

日弁連と損保協会との示談交渉等に関する覚書には「(示談交渉は)必ず、会社の常勤の職員に担当させるものとし、代理店その他部外者に委嘱しない」となっていて、保険会社自体も代理店による示談交渉を硬く禁じているのです。

代理店のこの点に関する不始末のために某保険会社が金融庁から2週間の営業停止を受けたことさえあります。

専業のプロ代理店ならこのようなことをすべて解っているはずなのですが、解っていながらこのような言い方をしているとしたら、大変悪質だということになります。

また、解らずに言っているとしたら、恐ろしく低レベルの代理店だということになります。

■代理店関係者の回答はほとんどが我田引水

今回はほんの一部をとりあげて事実関係を掘り下げてみましたが、ネットの掲示板には、

「安かろう悪かろうが通販型」「通販型は保険金出し渋りの心配がある」「事故を心配するなら通販型はやめなさい」「通販型は事故を起こさない人が入る保険」「撤退するかもしれない外資通販型は危ない」

等々、代理店の方々による根拠のない「通販型憎し」の回答が跡を絶ちません。

ネット掲示板を頼りにしている方も多いと思いますが、そのような人たちをミスリードしてしまうことに責任を感じることはないのでしょうか。

質問掲示板で代理店関係者の回答を見かけたら、それはほとんどが利己的な我田引水の内容ですから決して鵜呑みにしてはいけません。

実害があるかもしれないという意味で、掲示板の「荒らし」よりも悪質で大変残念に思います。